サンドブラスト加工について
サンドブラスト加工とはその名の通り、サンド「砂」、ブラスト「風」を意味します。細かいサンド「砂」を素材に当てて削ってデザインを表現をする加工方法になります。
サンドブラスト加工の特徴
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サンドブラストは一言で言うと「砂」で彫刻を行う技術になります。
サンドブラストは加工用の「版」を作成し、マスキングを行います。
「版」の抜けてる部分に、コンプレッサーを用いて空気圧縮を行い微細な研磨剤を混ぜたサンド(砂やガラスビーズな)を素材に吹き付けます。
細かい粒子がトロフィー表面に当たる事で、文字やロゴなどデザインを表現致します。
マスキングを作る性質上、細かいデザインは苦手な加工方法になります。
サンドブラスト加工の入稿データ作成について
完全データ入稿にてサンドブラスト加工のデータを作成される場合は下記注意事項を一読頂き、データ作成をされる際にお気をつけくださいませ。
サンドブラスト加工の作業工程について
ここでは実際にサンドブラスト加工を行う工程をご説明致します。
- POINT1「版」の作成
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こちらのブルーのシートが実際の「版」になります。
特殊なシートに印刷したデザインデータを「版」用のブルーのシートに焼き付けます。
その後、特殊な液につけて加工場所(文字やロゴなど削る部分)を抜き取ります。
綺麗に削る部分のみが抜けたシートが出来上がります。 - POINT2「版」のマスキング
- 出来上がった「版」のシートを商品にマスキングしていきます。
加工時にずれないようにしっかりと養生テープで固定して取り付けます。
この工程で手を抜くと出来上がったデザインにズレが生じたり、不要な部分が削れたり加工が失敗してしまいます。
※一般的にサンドブラストは商品の裏面に加工を行うため、「版」は反転して取り付けます。 - POINT3サンドブラストの開始
- 綺麗にマスキング作業を終えら、サンドブラストを行うキャビネットに手を入れて実際にコンプレッサーを使ってサンド(砂)をブラスト(風)していきます。
マスキングが抜けた部分に粒子を当てる事で、部分的に素材に傷が付くことでデザインが表現されます。
熟練の職人の技術で、デザインや素材の厚さによりサンド(砂)を当てる量や圧力、角度を微調整します。
均等に当てなければ疎ら仕上がりになってしまいます。
掘り(凹み)の深さなどは全て職人技術により出来上がります。 - POINT4商品の完成
- サンドブラストの加工が完了したらマスキングを綺麗に剥がし、細かく付着したサンド(砂)を落としたら完成です。
職人の細かな技術により美しい仕上がりです。
皆様のデザインがこういった工程を経て商品として出来上がります。