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高級優勝カップの
制作・製造について

高級優勝カップの制作・製造について

優勝カップの素材には、真鍮製やアンチモニー製、ダイキャスト製、樹脂製など様々な金属や製作工程で作られています。その中でも最も高級とされるが真鍮製の優勝カップです。他の金属と違い、真鍮製の優勝カップは全て職人達の手作業で作られており、金属加工は日本の伝統工芸の一つとされています。実際に製造現場を訪ねて真鍮製の優勝カップの特徴や素晴らしさをご紹介します。

ロケットの鼻先もつくる伝統工芸の技

金属工芸には「へら絞り」という技法があります。銀製の高級タンブラーなどの工芸品から、ろめっとの先端フェアリングまで、丸くて局面が連続的かつ微妙に変化反るような製品作りにおいて、伝統的に受け継がれてきたハンドメイドの加工方法です。

へらと呼ばれる工具を自在に操り、寸分の狂いのない製品を仕上がるためには、約15年~20年の経験が必要とされています。効率やコストのみを追求するのではなく、へら絞りでしか表現できないクオリティや味わいがあり、宇宙開発の分野からも注目されています。真鍮製の優勝カップは全てへら絞りの技術が用いられています。

一枚の真鍮の金属板から形作られる

厚みのある真鍮の金属板に職人がへらを当てると、まるで魔法がかかったかのように金属が様々な形に動き出します。平板は皿状になり、やがて優勝カップのお椀型へと変化します。ヘラの先で徐々にカップが姿を現します。一見、単純そうな作業ですが、そこには真鍮の持つ特性や癖を知り尽くした職人ならではの匠の技。ただ押し付けるのでは反発されます。均等で滑らかでゆがみのない優勝カップを作るには、素材から感じとる特性と長年の経験に裏打ちされた勘が不可欠です。滲みでる重厚感と味わい深い輝きを持った真鍮製の優勝カップには職人達の想いが込められています。

日本刀にも共通する様々な匠の技術

金属工芸で思い浮かべて欲しいのが日本刀です。日本刀は刀身を鍛える刀鍛冶だけでなく、研ぎ師や鍔師、柄巻師、塗師など、その道の匠たちの技が合わさって完成する逸品。優勝カップも同じで、へら絞り職人だけでなく、表面をミクロン単位で削り取る挽もの職人、どんな小さい傷も磨き上げる羽布がけ職人、各パーツを接合し飾りを施すまとめ職人、優勝カップの輝きを左右させる仕上げのメッキ職人といくつもの作業工程を経て優勝カップとして完成します。そのどれもが年季を必要とする職人の世界。最近の量産型の格安価格の優勝カップと違い、1日に作れる数には限度があります。そういった貴重な真鍮製の高級カップが優勝者達の手に掲げられてはじめて本来の輝きを発揮するのです。

おすすめの真鍮製優勝カップ

真鍮製優勝カップの制作工程について

1木型作り

木型作り

木型作りもへら絞り職人の大事な仕事です。
手作業で削り上げた木型を元に真鍮を絞ってカップ型に生成します。
木型の材料には硬くて節のない樫か桜を使います。
高温で割れてしまうこともあり、1日しか持たないケースも多いです。

2へら棒でカップを成型する

へら棒でカップを成型する

木型と真鍮の金属板を回転させながらへら棒で成型します。
分厚い真鍮がやわらかく見えるほどお椀型に変化していきます。
機械では出せない滑らかな曲線が特徴的です。

3変色を防ぐ挽きもの工程

変色を防ぐ挽きもの工程

へら絞りをすると真鍮は硬くなり、そのまま作業を続けると破断してしまう恐れがあります。
そのため、途中に加熱・冷却して元の硬さに戻す焼きなましをします。
その際、焼きなましをした部分が変色してしまうので、ミクロンほどの細かい単位で薄く削り取る作業が挽きもの工程です。

4装飾を施します

装飾を施します

優勝カップの縁にある飾り金具(覆輪といいます)を優勝カップにハンダづけし、それより上の部分を覆輪の形に合わせて糸のこぎりで切り取ります。
優勝カップの細かな装飾はこうやって生まれます。

5金や銀のメッキ作業

金や銀のメッキ作業

ここでやっと優勝カップの輝きに大切なメッキ作業に入ります。
メッキには、品質は様々で溶液の濃度や温度、時間、電圧などで優勝カップの艶や美しさが変わります。
銀色の真鍮製の優勝カップにはアクセサリーなどに使用するロジウムメッキが使われることが多いです。

6クリアコーティングで仕上げ

クリアコーティングで仕上げ

優勝カップは皮脂や手垢などが付着することで錆びや痛みに繋がります。
真鍮カップは持ち回りとして長期間ご利用いただく場合が多いため、防錆としてクリアコーティングを施します。
そうすることで、錆びに強く美しい輝きが長続きします。

7優勝カップの完成

優勝カップの完成

優勝者が手にする高級な真鍮製優勝カップの完成です。
金属工芸の職人達の匠の技が美しい高級感のある輝きや艶を作り出しています。